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    2013年 4月25日

    第22回日本意識障害学会 大会長
    秋田県立脳血管研究センター センター長
    鈴木 明文


    第22回日本意識障害学会を2013年7月26日(金)、27日(土)に秋田市の秋田ビューホテルで開催させていただくことになりました。大変光栄に存じます。究めるものは病態や治療にとどまらず社会医学的な方面へも発展し、会員も医師に限らずおよそ意識障害を有する患者の治療、看護、介護に携わる様々な職種に広く門戸を開け、意識障害の改善、回復を強く願い積極的に活動を行ってきた学会故に、大変な重責を感じております。メインテーマは「意識障害の治療-その足跡をたどる-」に致しました。22年間の膨大な足跡をたどることはもはや困難なことですが、プログラムの中で工夫させていただきます。

    3つのテーマでシンポジウムを行います。意識障害患者を支えるうえで欠くことの出来ない「多職種連携」、東日本大震災を契機にテーマになりました「災害時の対応」、さらに最近目覚ましく進歩している「医療・介護ロボット」です。大熊会長の第20回、高橋会長の第21回のテーマを今回も踏襲させていただきます。

    ところで、本学会では慢性期意識障害スケールを発展させるものとして慢性期軽度意識障害の評価スケールを作成しようとしています。委員会が発足し議論を深めつつ作業が進んでいますが、このたびの第22回学会では特別シンポジウムとして委員の先生方からのご講演とともに会員の皆さまから広くご意見をいただく機会を用意致しました。白熱する議論が展開されるかもしれません。

    さて、救急医療の分野でも意識障害は大きなテーマです。最近は標準的な初期診療のシミュレーションコースが各種開催されていますが、本学会の1日目にERにおける意識障害の初期診療を学ぶACEC(Advanced Coma Evaluation & Care)のコースを開催致します。さらに、2日目には脳神経外科救急を学ぶPNLS(Primary Neurosurgical Life Support)のコースを開催致します。詳細はHPでご案内致します。

    ところで、本学会の開催に合わせ、日本脳神経看護研究学会第1回東北地方部会(会長:秋田県立脳血管研究センター看護部長 桜田則子)を同じ会場で同時開催させていただきます。長期間休眠状態であった東北地方部会ですが、改めて第1回として再スタートをきることになりました。テーマは「多職種連携」ですのでプログラムの上でも合同の企画を予定しております。

    竿灯祭りを間近に控え各町内は練習に没頭する時期の開催になります。太鼓の音が夜空に響き、何となく祭りの雰囲気が感じられるかもしれません。多くの皆さまの御来秋を願っております。

    第22回日本意識障害学会開催概要

    会 期2013年7月26日(金)、27日(土)
    会 場秋田ビューホテル
    〒010-0001 秋田県秋田市中通2-6-1
    電話:018-832-1111 FAX:018-832-0037
    会 長鈴木明文(秋田県立脳血管研究センター センター長)
    事務局長石川達哉(秋田県立脳血管研究センター 副センター長)
    事務局:〒010-0041 秋田県秋田市千秋久保田町6-10
    秋田県立脳血管研究センター センター長室
    電話:018-833-0115 FAX:018-834-2208
    テーマ「意識障害の治療―足跡をたどる」
    同時開催「第1回日本脳神経看護研究学会 東北地方部会」
    会長:桜田則子(秋田県立脳血管研究センター 看護部長)

    〒464-0012 愛知県名古屋市中川区尾頭橋3丁目6番10号
    藤田医科大学ばんたね病院 脳神経外科内
    FAX:052-323-5800
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